CAT-blueの部屋

京都在住の大学生の猫です。建築と機械学習を勉強中です。ロシア語とか数学にも興味があります。

劇的:ビフォーアフター(世界版)

このような機会に直面することは今後ないと思われるので,少し前に考えていたこととこれからの予想について記録しておく。

 

2020年3月段階:武漢に制限された流行。国内でも少しづつ感染者が確認され始めていたころ。個人的にはあまり危機意識はなかった。経済の停滞期に入る可能性は感じていたが,欧州やアメリカへのここまでの拡大は予想していなかった。(現時点でNYが世界最大の死者を出し,累計で5万人を超えている。)ちょうど鎌倉旅行していた時期。経済系の記事などは中国の失速による経済の停滞を予想する記事もあったが,アメリカも含めた世界的な感染はまだ想定してなかった。

 

今後の推移の予想(全体観):ピークを抑える戦略で今後1,2か月で急激な感染の拡大は収まるだろう。しかし,ワクチンが開発され一定割合の抗体保有者が社会に広まるまで感染爆発のリスクとは隣り合わせの状況は変わりはないと考えられる。今後一年は活動はかなり制限される。二年後も緩やかに制限を受け,国際的な人や物の交流も減少したままだろう。おそらくオリンピックは開催されるだろうが,観客の制限や検査の強化された状態での開催になる。3年目にはかなり落ち着いているだろうが後は引いている。国際的な人の交流は回復基調だが,先進国の感染リスクはいまだ高く,自由な往来はまだ不可能。国連などの活動でワクチンの供給などが行われる。4,5年目に平時と同程度の活動水準に戻るのではないか。しかし,衛生に関する国際的なルールが一層強化され,貿易等の制限がかつてよりきつくなる。各国の状況に応じた変化を強いられる。

 

今後の推移の予想(局所観):現状石油の使用量が世界的に低下し,石油余りの状況が生まれ石油価格が暴落している。これによって資源ビジネスなどは今後苦戦を強いられるだろう。建設業も停止し,建設需要も低下する可能性が高い。受注後も現場の感染リスクを制御する必要があるので,現場のさらなる合理化が不可欠になる。今後3年は制限を受けることを考えると長期的な制度の合理化への投資がなされる。予備校業界も今後数年の状況を見越しての制度設計が欠かせない。とにかく,あらゆる業界でこの状況が多かれ少なかれ数年間は継続することを見越しての変化が必要となると考える。その状況の中で多くのものがオンラインに乗せられてゆくと思う。ハンコなどはその最たるもの。ブロックチェーンを活用したサービスなどは今後伸びるのではないか。受け入れられるサービスも今後変わりえる。この状況を逆手にとって,社会を更新するのがもはや良いのではないかと思われる。